top of page

ブラジル・トカンチンス州軍警察がCRIME NABIの有効性の検証を開始

更新日:7月28日

ブラジル連邦共和国・トカンチンス州軍警察と共に犯罪予測システムCRIME NABIの検証を開始することをお知らせいたします。

 

これまで、当社は高精度・高速な独自手法を含む犯罪予測アルゴリズムをもとにした犯罪予測システム『CRIME NABI』を開発してきました。また、昨年には治安課題に対してニーズの高いブラジル連邦共和国における警察や政府機関への弊社プロダクトの導入を支援するため、ブラジル連邦共和国に子会社を設立しております。

 

今回、新たにブラジル・トカンチンス州の軍警察とCRIME NABIを活用したソリューションの使用感や警察業務への適用に関する有効性検証を行うパートナーシップ契約を締結し、2024年12月より開始いたします。

 

トカンチンス州(Tocantins)は、ブラジル北部に位置する州で、1988年にゴイアス州の北部が分離して新たに設立されました。ブラジルで最も新しい州の一つであり、計画的に建設された州都パルマス(Palmas)を持つことで知られています。豊かな自然、美しい風景、そして独特の文化が特徴です。トカンチンス州は若い州であるため、教育、医療、インフラ整備などの分野で課題を抱えています。しかし、観光産業や農業分野での可能性が高く、国内外からの投資が進められています。

窃盗、強盗、都市部(特にパルマス周辺)の暴力犯罪、違法な森林伐採などの環境犯罪が問題となっており、麻薬の流通ルートとして利用されることもあるため、治安部隊が取り締まりを続けています。




トカンチンス州軍警察 総司令官(写真右)とSingular Perturbations 柏原(写真左)
トカンチンス州軍警察 総司令官(写真右)とSingular Perturbations 柏原(写真左)

■対象プロダクト

今回の検証で利用予定の弊社提供プロダクトはCRIME NABIを用いた『Hotspot Policing Tool』です。

『Hotspot Policing Tool』は学術的にも有用性が認められているHotspot Policingを簡単に行えるようにするものです。各警察機関が所有する犯罪実績のデータを取り込むことでデータ分析の専門家でなくても誰でも簡単に犯罪予測結果を元にしたHotspotの特定が可能になります。検出したHotspotを参考にパトロール計画の作成などを行うことで効率的な警備活動が可能になります。


ree

画像: サンフランシスコ市のオープンデータを用いたデモ



■これまでの実績


Singular Perturbationsの犯罪予測システム、ブラジル・ミナス州ベロ・オリゾンテ市警団のパトロール業務活用で銅線盗難69%減


ブラジルの警察、監視カメラ業務で犯罪予測システム「CRIME NABI」を運用開始



プレスリリースはこちら

 
 

最新記事

すべて表示
株式会社Singular Perturbations、 ブラジル連邦共和国/犯罪予測AI×ドローンによる広域インフラ警備最適化調査事業が、経済産業省の令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)に採択

ブラジル連邦共和国/犯罪予測 AI×ドローンによる広域インフラ警備最適化調査事業 株式会社Singular Perturbations(本社:東京都千代田区、取締役社長:梶田 真実、以下SP社)は、2025年8月22日、ブラジル連邦共和国/犯罪予測AI×ドローンによる広域...

 
 
bottom of page