Patrol Communityは独自開発の犯罪予測システム “CRIME NABI” による犯罪予測結果を用いた防犯パトロール支援のモバイルアプリです。
自治体・警察・警備会社といった警備業務に携わる方々が行う日々の警備業務において、犯罪の発生状況に即した効果的なパトロール経路の作成が難しかったり、パトロールの記録となる日報の作成や記録の管理が手書きで行われていることも多く時間がかかるといった課題を解決します。
高精度・高速なAI犯罪予測システムが、効率的なパトロール経路を即座に提案します。さらに電子日報と業務データの管理ツールをクラウドサービスとして提供するためデータドリブンな防犯活動が可能になります。
パトロールする距離を指定し、必ず通過する必要がある地点を選ぶだけで、最適なパトロール経路が自動で作成されます。指定した地点を通りつつ、犯罪の発生が予測される箇所を指定された距離内でなるだけ通るような経路が作成されるため、より犯罪抑止効果の高いパトロールが可能になります。
作成したルートを参考にパトロールを開始することで、GPSによる位置情報をもとに実際にパトロールした経路が自動で記録され、表示されます。
また、パトロール中に発生した「落書き」や「不法投棄」といった情報はスマートフォンで撮影して簡単に記録可能です。
こうして実施したパトロールはモバイルアプリ上で電子日報としてそのまま保存することができます。
作成された電子日報はグループ内で共有され、管理者はパソコンのブラウザからリアルタイムでパトロール記録の確認をすぐに行えます。これらの情報はクラウド上に蓄積されるためデータの分析や検索が容易になります。また、過去の複数のパトロール実績や犯罪予測データを照らし合わせて分析し、改善することでプロアクティブな防犯パトロール業務が可能です。
犯罪が起こりやすい場所を重点的に回ることができれば、人件費のコストダウンにつながります。シミュレーションの結果、従来犯罪予測手法に基づきパトロールした場合と比べ、実際に犯罪が起きた場所をパトロールする頻度が50%以上増えることが確認できました。つまり、パトロールにかける時間は2/3ですむことになり、人件費のコストダウンが見込めます。