東京大学大学院 情報理工学研究科のセミナーで発表して来ました

5/25 セミナー@東京大学大学院 情報理工学研究科 UMP-JUST

Innovation that matters第2回セミナー

日時: 2021年5月25日(火)17:00-18:00

 

■プログラム

講演『犯罪予測の事例紹介とデータがあぶり出す新たな知見の生み出し方』

株式会社Singular Perturbations (シンギュラー パータベーションズ)

代表取締役CEO 梶田真実さん(2010年 東京大学大学院 博士、統計物理)

 

【講演概要】

犯罪は予測できるのか?実は現代の科学技術を用いると予測が可能となり、実際に世界中の法執行機関が犯罪予測技術を警備に活用し始めています。

私は7年前にイタリアに住み始めたのですが、その際にたびたびスリの被害に遭いました。それは日曜の昼下がりの目抜き通りで発生し、現地の人にとっては典型的な被害が起きる時間と場所でした。典型的ということは事前に予測ができるということから、私は犯罪予測の技術に取り組み始めました。そして高い性能の独自の犯罪予測手法の開発に成功しました。

しかし、事業化の観点から考えると、ただ犯罪を予測するだけではピースが足りません。ユーザーが欲しいのはユーザーの課題を解決するソリューションです。そのために必須な技術選定や予測に求められるクライテリア、利用シーンの検討から、私たちのプロダクト「PatrolCommunity」が生み出されました。

本講演では、犯罪予測技術の紹介から始まり、予測を用いたプロダクトの事例紹介と、データ活用からユーザー課題解決に至った試行錯誤についてお話しさせていただきます。

Q&A / ディスカッション(モデレーター: 鎌田 富久)

 

■対象: JUST倶楽部参加者、メンバー企業

東京大学の教員、学生

 

《 講演者プロフィール 》

株式会社Singular Perturbations 代表取締役CEO 梶田真実

2010年3月東京大学大学院(博士)専門は統計物理(理論)。大阪大学・名古屋大学 学振特別研究員(PD)、イタリア在住時にiOSアプリ開発、帰国後Startup企業執行役員を経て2017年より現職。

特異摂動(Singular Perturbations)を用いてガラス転移のような渋滞現象の動力学を非平衡相転移現象として特徴付ける理論手法を開発。イタリアにてスリ被害に遭遇した経験をきっかけに、犯罪データ分析を開始、犯罪予測の独自アルゴリズムを開発。現在は国内外で犯罪予測に関する事業化を進める。