ブラジル・アマパ州軍警察がCRIME NABIの有効性の検証を開始

ブラジル連邦共和国・アマパ州の軍警察と共に犯罪予測システムCRIME NABIの検証を開始することをお知らせいたします。

 

これまで、当社は高精度・高速な独自手法を含む犯罪予測アルゴリズムをもとにした犯罪予測システム『CRIME NABI』を開発してきました。また、昨年には治安課題に対してニーズの高いブラジル連邦共和国における警察や政府機関への弊社プロダクトの導入を支援するため、ブラジル連邦共和国に子会社を設立しております。

 

今回、新たにブラジル・アマパ州の軍警察とCRIME NABIを活用したソリューションの使用感や警察業務への適用に関する有効性検証を行うパートナーシップ契約を締結し、2024年5月より開始いたします。

 

アマパ州はブラジル北部に位置する州であり、鉱業と農業が経済の中心となっています。州都マカパを中心に、治安の向上と公共安全の確保に力を入れており、州政府は軍警察と協力して様々な治安対策を進めています。これには、犯罪予防プログラムの強化や、公共の場での警備体制の整備が含まれます。さらに、環境保護と持続可能な開発にも注力しており、アマゾン熱帯雨林の保護を進めています。

 

■調印式の様子

 

■対象プロダクト

今回の検証で利用予定の弊社提供プロダクトはCRIME NABIを用いた『Hotspot Policing Tool』です。

『Hotspot Policing Tool』は学術的にも有用性が認められているHotspot Policingを簡単に行えるようにするものです。各警察機関が所有する犯罪実績のデータを取り込むことでデータ分析の専門家でなくても誰でも簡単に犯罪予測結果を元にしたHotspotの特定が可能になります。検出したHotspotを参考にパトロール計画の作成などを行うことで効率的な警備活動が可能になります。

 

画像: サンフランシスコ市のオープンデータを用いたデモ

 

■これまでの実績
Singular Perturbationsの犯罪予測システム、ブラジル・ミナス州ベロ・オリゾンテ市警団のパトロール業務活用で銅線盗難69%減

ブラジルの警察、監視カメラ業務で犯罪予測システム「CRIME NABI」を運用開始

 

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